理想を形にするハーレーカスタム

ブレーキメンテナンスはオイルやパッド以外にケーブルの確認も必須です

赤いハーレー

ハーレーも他のバイクと同様にブレーキのメンテナンスには細心の注意を払う必要があります。ブレーキの利き具合が悪いと大きな事故に見舞われるおそれがあるためです。ブレーキの利き具合に影響するパーツと言えばブレーキパッドが広く知られています。ハーレーのブレーキパッドは走行距離が約1万キロごとに交換するのが安全とされていますが、これはあくまでも目安の数値です。
頻繁に急ブレーキをかけるなどブレーキパッドを傷めるような走り方をしている場合は交換時期が早くなります。経年劣化によるひび割れが生じることもあるので、長く走らせていない車両でも定期的な交換が必要と言えるでしょう。

ブレーキに関係するハーレーのパーツとしてハンドルから繋がるケーブルがあります。他のパーツと同様に消耗品なので、走行中に切れてしまうなどの大きなトラブルを避けるためにも定期的な交換は必須です。ブレーキケーブルの交換は走行距離や年数ではなく、ケーブルの状態の良し悪しで判断します。サビなどの不具合でほつれが生じているケーブルは速やかに交換しなければいけません。傷んだケーブルを使い続けていると事故のリスクが増大するので、定期的に状態を確認するように心がけます。数か月ごとに注油を行うことである程度は長持ちさせることができますが、注油後も異音や引っかかりなどブレーキ操作の際に異常が生じる場合は新品のケーブルに交換するのが賢明です。

ハーレーのブレーキオイルは基本的にブレーキパッドと同じタイミングで交換します。オイルは空気に触れた時点で劣化が始まるので、車両を走らせなくても定期的に交換しなければいけません。
約半年から1年ごとに交換するのが丁度良いタイミングとされていますが、これはハーレーの純正品の場合です。他メーカーの安価な製品はより早いタイミングで交換する必要があるので、ハーレーの扱い方でオイルを選ぶように心がけます。