理想を形にするハーレーカスタム

キズや凹みが生じたハーレータンクの補修方法とは

ガソリンタンク

ハーレーのタンクは滑らかな曲線が美しさを醸し出しているパーツですが、繊細な美しさを持つ一方でキズや凹みのトラブルが起きやすいとも言えます。特に燃料が入っていない空の状態は凹みが生じやすいので扱いには十分に注意しなければいけません。少しでもキズや凹みが生じると見栄えが悪くなるだけではなく、その部分からサビが発生してタンクの耐久性が大きく低下します。燃料漏れや異物混入などのトラブルに見舞われる可能性も否定できないので、軽微な損傷でも速やかに直す必要があると言えるでしょう。 タンクのキズや凹みの補修は傷み具合によって方法が異なります。豆粒程度の凹みならデントリペアと呼ばれる、タンクの内側から叩いて補修する方法が最適です。

小さなキズは塗装でカバーすることができますが、爪で引っかかるほどの深さがある場合は塗装の前にパテを使って埋める必要があります。パテによる補修はサビの原因である空気を遮断できるメリットがあるのでタンクを長持ちさせるのに便利ですが、その一方でパテの分だけ重さが増すことから、燃料の消費量も増大するデメリットがあります。凹みもパテで直すことができますが、凹んだ分だけタンクの容量が減ってしまうことを把握しなければいけません。
凹みが握りこぶしほど大きい場合はパテで埋めても綺麗に仕上がらないうえ、容量も著しく減っているので快適にハーレーを走らせるのは困難です。出費が嵩むとしても新しいタンクに交換するのが賢明でしょう。

大きなキズや凹みを補修するのは高度なスキルが求められるため、素人作業では却って状態の悪化を招きます。愛車を自分で直したいと思うのはハーレー乗りなら自然な気持ちと言えますが、大切に扱うならプロの修理業者に任せることこそ正しい選択と言えます。

カスタムパーツを販売する業者の多くは修理も手掛けているので、愛車を綺麗に直すならそのような所を頼るのが最善なのは間違いありません。